■辰巳ダム■
社会資本整備審議会公共用地分科会の議事録(辰巳ダムについて平成19年10月31日審議)の
一部不開示についての異議申立
◆2007年10月31日:社会資本整備審議会公共用地分科会の審議(非公開)
◆2007年11月28日:事業認定の告示
◆2007年12月6日:行政文書開示請求「辰巳ダム建設事業の事業認定に係る社会資本整備審議会公共用地分科会の議事要旨の全文と委員に説明したときに提示した文書」
◆2008年1月9日:感想「社会資本整備審議会公共用地分科会の審議内容について」
◆2008年1月18日:開示行政文書(一部非開示)を受領
◆2008年1月28日:行政文書開示決定処分に対する異議申立
◆2008年2月26日付け:情報公開・個人情報保護審査会から、通知「理由説明書の送付及び意見書又は資料の提出について」を受領
◆2008年3月1日付け:情報公開・個人情報保護審査会へ意見書を送付


◆2007年10月31日:社会資本整備審議会公共用地分科会の審議(非公開)
 非公開で行われ、開催が公表されたのは事業認定の告示(11月28日)以降である。
認定庁が事業の認定をしようとの心証を形成した場合、法第25条の2により、社会資本整備審議会の意見を聴かなければならないことになっている(ただし、認定に反対の意見書がだされている場合に必要で、反対の意見書が出されていなければ意見聴取する必要はない。)。
社会資本整備審議会のもとに公共用地分科会が設置されており、ここで審議される。社会資本整備審議会は国土交通大臣の諮問機関であるのでどこまで公正、中立な判断がなされるのか疑問は残るが、一応は、経済界、法曹界などからバランス良く、委員が選ばれていることになっている。そして、認定庁は意見を聴くだけではなく、その意見を尊重しなければならないことになっている。法令の審議会意見尊重規定はほとんど削除された中で、特に土地収用法では付け加えられた規定である。
 事業認定処分にあたって、公正、中立な立場の委員から構成される「社会資本整備審議会」の審議内容がいかなるものであるのか、その判断がどのように行政処分に反映されるのか、意見書や公聴会で主張した、われわれの意見を委員がどのように判断するか、などについて知る必要がある。

◆2007年11月28日:事業認定の告示
 
◆2007年12月6日:行政文書開示請求
告示のあと、この審議内容も確認するために開示請求した。議事要旨については、ホームページ上で公開されていると北陸地方整備局から案内された。→議事要旨
行政文書開示請求書を国土交通大臣あてに郵送(国土交通省広情第591号19年12月10日)、開示を請求した文書は「辰巳ダム建設事業の事業認定に係る社会資本整備審議会公共用地分科会の議事録の全文と委員に説明したときに提示した文書」である。

◆2008年1月9日:感想「社会資本整備審議会公共用地分科会の審議内容について」
 →審議内容についての感想

◆2008年1月18日:開示行政文書(一部非開示)を受領
 35頁からなる議事録の後半の約12頁はあいさつやつなぎの言葉以外はすべて黒塗りされ、非開示であった。この部分が、委員による審議であり、まさに知りたい内容であったところである。前半は、認定庁の担当部長が辰巳ダム事業の妥当性について延々と説明している部分で起業者(石川県)の主張を繰り返しているだけのところであった。
 
◆2008年1月29日:行政文書開示決定処分に対する異議申立
 非開示にする理由は「具体的な発言内容を公にすると個別の意見を捉えて個別の委員等に対して非難等がされる恐れがあり、その結果、率直な意見表明に影響を及ぼしかねない」というものであるが、すでに公表されている議事要旨によれば、単なるアドバイスもあり、これが委員に対する非難等がされる恐れがあるとはいえず、非公開とする理由にあてはまらない。起業者に対して説明の仕方を工夫した方がいいという若干、批判的な意見もあるが、これとても非難される恐れが具体的にあるとはとても思えない。
 個別の発言を捉えて非難される恐れがあるのであれば、発言者名を黒塗りにすればすむのではないかとも考える。そのような例は多い。なぜ、すべて黒塗りにしなければ、自由な議論ができないのか、理由がわからない。
 行政文書開示決定通知書の「不開示とした部分と理由」を何回、読んでもその理由がわからないので異議を申し立て書を国土交通大臣あてに郵送した。→異議申立書

◆2008年2月26日付け:情報公開・個人情報保護審査会から、通知「理由説明書の送付及び意見書又は資料の提出について」を受領
 理由説明書では、審議の内容を逐一公開すると、的確に理解していない者達が表面的な矛盾などを捉えていわれなき非難等をするおそれがあって、率直な意見交換に影響し、中立性や公正性に支障をきたし、このため事務の適正な遂行に支障がでるのだそうである。それにしても、単なるアドバイスのようなことまですべて不開示としなければならない理由にならない。
 通知と諮問庁の理由説明書はつぎのとおりである。→クリック

◆2008年3月1日付け:情報公開・個人情報保護審査会へ意見書を送付
 委員の審議内容が、あいさつやつなぎの言葉以外、すべて不開示としなければならない理由は、送付されてきた諮問庁の理由説明書では説明されていないので、情報公開・個人情報保護審査会へ意見書を送ることにした。

辰巳ダム情報保管庫トップページへ
中 登史紀のホームページへ