■辰巳ダム■
流量確率評価について
(平成20年に1750m3/秒の出水があったと想定した場合)
◆2008年5月3日:流量観測年数30年(昭和53年〜平成19年まで)に1750m3/秒のデータを加えて流量確率解析
  1/100確率規模の流量は、980m3/秒〜1791m3/秒という解が得られたが、SLSC値はすべての手法で0.04以上であり、解は信頼性のないものである。つまり、確率水文学的にはありそうもない出水であるということになる。


以下に、流量確率による評価に関する文書を掲載する。ワードファイルは、流量確率による評価について(平成20年に1750m3/秒の出水があったと想定した場合)」
流量確率による評価について
(平成20年に1750m3/秒の出水があったと想定した場合)

1.流量確率による評価
 仮に平成20年の今年、犀川大橋地点で1750m3/秒相当の出水があったと仮定して、流量確率解析を行った。このような出水が確率水文学的にどのように評価されるのかを知るためである。
 平成19年までの30年間の流量観測記録に加えて、平成20年に1750を加えた31年間の流量データによって流量確率による評価を行う。使用するソフトウェアは、財団法人国土技術研究センターの「水文統計ユーティリティVersion1.5」である。

2.計算結果
 計算結果で解が求められたのは、以下の6手法である。→クリック(結果読み込み1型)、→クリック(結果読み込み2型)
 確率水文量 確率年 Exp Gumbel SqrtEt Gev LP3Rs LogP3
 確率水文量 100 1204 1030 980 1619 1527 1791
 しかし、推定値とデータの適合度を判定する基準SLSC値は、以下のようにすべての手法で0.04以上である。
    Exp Gumbel SqrtEt Gev LP3Rs LogP3
 SLSC(99%)   0.125 0.154 0.116 0.04 0.073 0.041
 0.04以上になる場合は、計算過程で解が発散して信頼性がないものとしてすべてが除外される。
 つまり、確率水文学的にはありそうもない出水であるということになる。

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